脱毛による肌トラブル

脱毛は女性を中心に
男性もおこなう頻度が高い施術

東京都内や新宿などのターミナル駅周辺には、エステサロンや美容皮膚科などが乱立しており、美容施術の中でも、脱毛は女性を中心に男性もおこなう頻度が高い施術です。女性であれば、腋や脚の脱毛、男性であれば、髭や腋の脱毛をする方が多いようです。

多くの方は、脱毛後にトラブルなく、通い続けることになりますが、ごく一部の方は、皮膚トラブルになることがあります。同じ出力で脱毛を何度もおこなっていて問題なかった場合でも、急に1回の照射でも悪化する場合も珍しくありません。体調や皮膚の状態が不十分であったり、特に思い当たる原因がなく不明であったりすることもあるのです。

脱毛施術後の肌トラブル

美容皮膚科やエステサロンでの脱毛施術後の肌トラブルで、お困りの方は、まずは、施術を受けた施設にご相談をさせることをおすすめします。  

脱毛により、肌が炎症を起こしていたり、荒れていたりしたら、症状に合わせて塗り薬を、場合によっては飲み薬で治療開始いたします。レーザー箇所に細菌感染となる毛包炎や、レーザー箇所のやけど、炎症が強いための湿疹などの副反応が起こるケースもあります。正直申し上げますと、露出範囲、特に顔の肌トラブルは痕に残る可能性があると目立つため、慎重にならざるおえません。

個人的には、万が一痕になることが許しがたいことであれば、脱毛の施術をお受けにならない方がよいと考えております。決して脱毛を否定しているわけではなく、肯定しているわけではございませんので、医療機関としては、中立的な立場です。

患者様と脱毛を施術した医療機関との間での法的措置に巻き込まれることを避けるためにも、診断書や意見書はお書きできない場合もありますので、事前にご了承のほどよろしくお願いいたします。

当院皮膚科では、ニキビやアトピーなどの一般皮膚科の保険診療に特化しているため、脱毛はじめ美容皮膚科や美容外科の診療はおこなっておりません。また、脱毛のトラブル専門クリニックではございませんこと、ご了承ください。