他院処方の薬

通院するクリニックを変更するには

通院するクリニックを変更する際には特別に許可をとる必要はありませんが、すべきことはクリニックに行き始めた状況とクリニックを変更する理由で異なります。

まず、もともと大きな病院へ入院していてその病院からクリニックに紹介状を書いてもらった場合は、変更した先のクリニックもどういう経緯で今の薬が処方されているかなどの情報を必要としています。そのため、大きい病院から紹介されて別のクリニックに変更を考えている際には紹介状を書いてもらうことがお勧めです。

次に、自分から通い始めたクリニックだが引っ越し等の都合により以後来院することが不可能で変更する場合です。クリニックによっては治療方針が異なっていたり処方する薬が異なることがあります。そのため、薬の量が多い、自分でなぜこの薬を飲むに至ったかを説明するのが難しいという場合であればこちらも同じく紹介状を携えてクリニックを変えると良いでしょう。

最後に、自ら行き始めたクリニックを自らの理由で変更する場合です。その場合は自己都合ということで紹介状を書いてもらうのが難しい場合もあるため同じ地域である場合は薬の内容が分かれば紹介状などは不要となります。

通院するクリニックを変更する場合の注意点

通院するクリニックを変更する場合にはいくつか注意しておきたいことがあります。

まず、変更先のクリニックでお薬を処方してもらいたいと考えている場合は次の月に来院することです。通院先でもお薬の処方の話になりますが、お薬が処方できる量はその月ごとに決まっています。

そのため、前に通っていたクリニックと同月に変更先のクリニックに受診してもお薬の処方はしてもらえず診察のみとなってしまいます。初診料や移動の時間など患者様にご負担をかけてしまうのであれば1度にお薬の処方までさせて頂きたいのがクリニックとしての気持ちです。そのため、前に通っていたクリニックの最終受診月と異なる月の月初に来院して頂くことをお勧めします。

次に医師選びです。

クリニックの医師は様々な肩書をもっており、どんな肩書があるのかは病院のホームページあるいは院内に掲示してあります。そのためそこを見ればその分野についてどれだけ学んできたかがわかるのです。もしも今通っている医師が人間として自分と合わなかったが医療者としての腕は認めているということであれば、この肩書が同じである医師の下へ変更後も通えば良いのです。

逆に、医師の診療方針の納得いかずにクリニックを変更するのであればこの肩書が類似していない医師を探すように注意しましょう。

他院処方の薬をそのまま処方してもらうためには

他院処方の薬をそのまま処方してもらうためには紹介状をご持参いただくのが1番効果的な方法となります。特に、皮膚科の分野においては外用薬の種類が豊富であることもあり、他院の薬が当院及び近隣の薬局に取り揃えていない場合もございます。また、治療方針によって薬剤を変更せざるを得ないという場合もございます。そのため、紹介状をご持参いただけると助かります。しかし、紹介状が入手できないという場合でもお薬手帳を拝見させて頂き、薬を使用するに至った背景や現在の状態を診察した上で同様のお薬を取り寄せて処方することも可能な場合もございます。

またお薬手帳を紛失してしまったという場合などではお薬の現物をご持参いただいても構いません。

新宿、西新宿地域にある当院皮膚科ではクリニックを変更された場合でも極力今までの治療を継続して行っていけるように力を尽くしてまいります。そのため、クリニックを変更して受診される場合にはお薬手帳など今現在内服しているお薬が分かるものをご持参くださるよう宜しくお願い致します。

他院処方の薬を処方することが多い症状

他院処方の薬を処方することが多いのは、薬の種類が少ない部位や症状に対しての治療を行う場合です。例えば、皮膚疾患の場合顔や首の前面と言った皮膚がやわらかい部位では使用できる薬が限られています。そのため、他院処方の薬を処方する場合もあります。新宿、西新宿にある当院皮膚科へクリニックを変更された患者様には他院処方の薬と同成分で他の薬を使用したいという方もございます。そういった場合はジェネリック医薬品や成分が類似しているものもご紹介できるのでまずは一度お気軽にご相談いただければと思います。

他院処方の薬を処方してもらう必要があるケース

他院処方の薬に対して不服と感じてクリニックを変更される方もいるかと思いますが、他院処方の薬をやむなく処方せざるを得ないケースもございます。そのケースとは他院処方の薬を使用して症状が軽快している場合です。症状が軽快しているということはその薬の成分などが患者様の症状に合っているからということになります。そのため、患者様としてはお薬の変更を望まれていても耐震処方の薬を処方して治療を継続してもらわざるを得ないケースもあるということをご了承ください。

他院皮膚科で処方中の薬を継続処方

新宿駅前の当院皮膚科では、他院皮膚科で処方中の薬も必要性があれば継続処方しております。
継続処方が必要な理由は様々ですが、転勤や転居により、今までのかかりつけの皮膚科クリニックに通うことが難しくなったため、新しい仕事場や、新しいご自宅などの近くで探されている場合が多いです。

当院皮膚科ですと、新宿や西新宿が仕事場であったり、西新宿や代々木がご自宅の方がいらっしゃいます。

症状が急に出てしまっても安心

皮膚科で継続処方になることが多い病気は、慢性皮膚病のニキビ、アトピー、水虫、ヘルペス、慢性蕁麻疹、脂漏性皮膚炎、慢性湿疹などが挙げられます。慢性皮膚疾患でなくても、定期的に悪化してしまう皮膚病をお持ちで、毎日薬を必要としているわけではないが、症状が出たときだけ薬が必要になり、不定期で来院される場合もあります。

患者様によっては、同じような作用のある薬では効かずに、特定の同一成分の薬でないと効果がないこともあります。そういった場合は、同じ成分の薬剤名を処方した方がよいので、薬の商品名までわかると助かります。(様々な種類の抗アレルギー薬の飲み薬がありますが、その中でもアレグラが効果的など)もしお持ちであれば、お薬手帳やメモなどがあると、わかりやすくてありがたいです。

また、処方せんを医療機関からもらっても、調剤薬局で薬に交換しなくてはいけません。新宿周辺には多くの調剤薬局がありますので、皮膚科の塗り薬や飲み薬に関しても、比較的在庫が豊富です。よく処方される薬は、どちらの薬局でも在庫を置いていますが、処方頻度の少ない薬は、在庫になりやすいため、調剤薬局が店舗内に置いていないこともあるようです。

一部、免疫抑制剤の内服などの大学病院の皮膚科レベルでしか処方できない薬や、新宿保健所や厚生労働省の指導等により制限されている薬の場合は、医師の判断によりお断りさせていただいておりますので、ご了承ください。