膀胱炎
膀胱炎
膀胱炎とは
膀胱炎とは膀胱が炎症を起こす病気です。大腸菌や腸内細菌などが尿道からさかのぼって膀胱内に侵入して増殖することによって引き起こされます。特に女性は膣に細菌がつきやすいこと、男性に比べて尿道が短いことから膀胱内に菌が侵入しやすく、女性では非常にポピュラーな病気となります。多くの場合は排尿をすることで細菌は尿と共に体外に排出されるものの、長時間尿を我慢していたり体調不良等により免疫力が低下すると長時間細菌が膀胱内に停滞して繁殖してしまい、症状がみられるようになります。
膀胱炎の種類
膀胱炎は主に5つの種類に分類することができます。
膀胱や尿路の機能や形態に異常のない人の膀胱炎を単純性膀胱炎といい最も多い膀胱炎です。女性では尿意を我慢したり、冷えや月経、妊娠や便秘、性交渉などが誘因となって起こります。新宿や西新宿の都会で働く方は忙しさのあまりトイレを我慢してしまい、膀胱炎になってしまうことが多く、内科でもこの膀胱炎が多く見られます。
基礎疾患などによって全身の抵抗力が低下している場合に起こる膀胱炎を複雑性膀胱炎(慢性膀胱炎)といいます。
何かしらの原因で膀胱の粘膜の内側の層に炎症が起き、筋肉が萎縮することで発症する膀胱炎を間質性膀胱炎といいます。 間質性膀胱炎になると膀胱が膨らまないため、通常200~400ml尿が溜ることで感じる尿意が100ml以下で感じるようになります。 尿が溜まると激しい下腹部痛がみられ、トイレに行く回数も多くなります。
上記3種類がよく見られる膀胱炎ですが、これに加えて膀胱粘膜に袋状の病変が発生する膿胞性膀胱炎、真菌の感染によって膀胱が炎症を起こす真菌性膀胱炎があります。
膀胱炎の症状
膀胱炎の症状としてよくあるのが排尿痛、尿混濁、頻尿です。頻尿では普段よりも排尿回数が増加し、30分~1時間ごとに尿意があることもあります。
膀胱炎の治療
膀胱炎は抗菌薬を内服して治療を行います。抗菌薬を内服後およそ3~4日で症状は軽快します。抗菌薬を内服しても症状が改善しない場合には改めて受診し、感染している細菌に合った抗菌薬を使用します。新宿駅前にある当院内科でも膀胱炎(単純性)の治療をおこなっております。お気軽にご相談ください。