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過敏性腸症候群

過敏性腸症候群

 

過敏性腸症候群とは

過敏性腸症候群とは大腸に病気や腫瘍が無いにも関わらず腹痛など腹部の調子が悪く、それに関連して便秘や下痢など排便回数や便の形の異常が数か月以上続く状態である時に考えられる病気です。

IBSと略されることもあり、10%程度の人がこの病気であるとされており、新宿にある当院内科でも過敏性腸症候群に悩まれている患者さんが多くご来院されます。女性に多く、10代から20代で始まる傾向にあります。一般的に、成人後期から発症することは少なく、年齢と共に減少していきます。

過敏性腸症候群の症状

過敏性腸症候群は下痢、便秘、腹痛が主症状となりこれらの症状に伴い、外出先などで症状が出てしまうのではないかという不安感も症状として現れます。過敏性腸症候群の診断基準として直近3か月以内の間に月に3日以上にわたって腹痛や不安感が繰り返し起こることに加えて、排便によって症状が和らぐ、症状と共に排便回数が変わる、症状と共に便の形状が変わるといういずれか2つに当てはまることとされています。他にも腹部膨満感、吐き気、頭痛などの症状が見られることもあります。

過敏性腸症候群の原因

過敏性腸症候群の原因は不明とされています。しかし、細菌やウイルスによる感染性胃腸炎となり、回復後では超粘膜が過敏となっていることに加えて腸内細菌叢のバランスが変化していることから、過敏性腸症候群になる人が多いということが知られています。また、過敏性腸症候群の方はうつや不安障害などを併用しており、ストレスも含めた心理的要因も過敏性腸症候群の原因となっているのではないかと言われています。

過敏性腸症候群の種類

過敏性腸症候群は便の形状によって4種類に分類されます。便秘の割合が25%以上と優位に見られる便秘型、軟便または水様便の割合が25%以上と優位に見られる下痢型、便秘と下痢を同じくらいの割合で繰り返す混合型、どの条件も満たさない分類不能型です。過敏性腸症候群の種類を分類することは治療方法を決める上でも重要となるため、新宿駅や西新宿周辺にある当院内科では問診を行い、どの種類であるかを見極めています。

過敏性腸症候群の治療

過敏性腸症候群の治療は人によって異なります。ストレスなど思い当たる原因がある場合にはそれを避けることが治療となります。思い当たる原因が無い場合には運動と食事の見直し、薬剤の使用が主な治療になります。腹痛や不安感に関してはアロマオイルの使用や精神療法、認知行動療法など精神面へのアプローチをメインにした治療が行われる場合もあります。当院内科では、薬の内服により、治療しております。