めまい
原因
人間が安全にまた、快適に生活するのには、身体のバランス感覚がなくてはなりません。
めまいは体の平衡バランスが崩れた状態を表します。
左右の均衡が取れなくなって、いずれか一方に偏ってしまう状態です。
では、なぜ平衡バランスが崩れてしまうのでしょうか。
人間の体には平衡バランスを保つための器官がいくつかあります。
人間が自然に立って、歩いたり、運動したりするには、視覚と内耳の前庭(三半規管と、耳石器)からの情報とともに、体幹部からの情報を脳幹を介して中枢前庭系(主に小脳と大脳)が統合、分析しなくてはなりません。
このうち、小脳は分析した結果を脳幹を介して目や首、四肢体感などの運動系に伝える働きをし、それぞれの運動を制御する役割をもっています。
この機能を平衡機能系あるいは前庭系とよんでいて、この経路のどこかに障害があるとめまいが起こるのです。
難しい話になりましたが、簡単に説明すると、人間の体の平衡バランスを保つ働きをする機能(前庭系)のどこかに障害が起こるとめまいが起こるというわけです。
症状
めまいを症状で分けると、真性めまいと、仮性めまい、平衡失調があります。
真性めまいは、回転性のめまい。
つまり、ぐるぐる目が回った感じがするめまいと、非回転性のめまい。
つまり、フワフワ感やふらふらとした感じがするめまいがあります。
仮性めまいは、一瞬意識が薄れたり、立ちくらみや、ふわっとする感じです。
平衡失調は、平衡感覚を失うことによる、歩行困難やつまずいたり、転倒したりすることがあります。
めまいの原因となる場所で分けると、末梢・中枢前庭系に障害があっておこるめまいと、前庭系に機能的気質的に障害がないめまいがあります。
末梢・中枢前庭系に障害があるめまいには、真性めまいと平衡失調があって、障害がないめまいに仮性めまいがあります。
めまいの感覚は、個人でだいぶ違います。なので、めまいの表現様々です。
耳に冷水を入れて、めまいを人為的に起こす、温度刺激検査というものがあります。
温度刺激検査を行うと論理的には、回転系のめまいが起こります。
しかし、そのときの患者さんの表現は、”ぐるぐる回転する感じ”や”後ろに引き込まれる感じ”や”流れる感じ”や”宙に浮いた感じ”と様々です。
治療法
新宿駅前クリニック内科では、めまいには対応しておりませんので、ご了承ください。