風邪とインフルエンザの違い
同じように熱が出るからこそ、すぐには判断しにくいインフルエンザと風邪の違い。
しかし、実際には大きく違います。なるべく早く判断し、病院を受診出来るようにその違いについてまとめさせて頂きます。
症状の違い
まず、風邪とインフルエンザではそもそも原因となるウイルスが違います。
通常の風邪ですと鼻や喉などに症状が現れる事が多いのですが、インフルエンザ最大の特徴は急激な高熱の発症です。
ひどい方ですと40度ほどの高熱が出ますので、その分熱による痛みも強くなってしまいます。通常の風邪ではそこまで関節痛などの痛みや倦怠感を感じる事はそこまでありませんよね。インフルエンザでは初期から高熱、頭痛、悪寒などを発症します。
更に、インフルエンザは重症化する危険性が非常に高いです。肺炎や気管支炎などを併発してしまう事もありますし、更に重症になると心不全や脳症など重篤な事態になってしまう事もあるのです。
これだけ症状が重いので、乳幼児や高齢者はもちろん、体力の少ない方ですと命の危険性になってしまう事があります。
また、風邪はシーズン関係なくいつでもかかる可能性がありますが、インフルエンザの場合は流行するシーズンがあります。
テレビやインターネットのニュースなどでもこの情報を見かける事があるかと思います。この流行は非常に強烈なもので、学級閉鎖はもちろん職場内で流行すれば、会社の機能が一時的にダウンしてしまう恐れもあるのです。
早めの受診がおすすめです
ちなみに、インフルエンザの場合は発熱してから48時間以内に薬を服用し始める事によって絶大な効果を発揮します。
そのため、どっちかな?と思う前に、高熱が出たらすぐに医療機関を受診する事をおすすめします。
発症までの流れですが、1日~3日ほどの潜伏期間を終えると、急に高熱が出ます。すると、食欲が無くなってしまったりだるさを感じるといった強い全身症状が現れます。
その後は鼻水が出たり喉が痛くなったりと呼吸器症状が現れ始めます。人によっては吐き気が出たり腰痛が出るといった症状が出てしまう事があります。
個々の体力というのは人によって違います。放置してしまった事で体力の少ない方が命を落としてしまうというケースもありますので、発熱したらすぐに受診、が基本です。
そのためにも風邪とインフルエンザの症状の違いをよく理解し、高熱が出た際には注意するようにしましょう。