花粉症
症状
花粉症の症状には、鼻水、くしゃみ、目や皮膚の痒みなどがあり、どの病院を選べばよいのでしょうか。
例えば、内科と耳鼻科のどちらの科を選べばよいのかわからないこともあると思います。
一般的には、内科、アレルギー科、耳鼻科(耳鼻咽喉科)、皮膚科、眼科などを標榜する病院が適しています。
治療法
鼻水を抑える抗アレルギー剤の飲み薬(アレグラ、アレロック、ジルテック、アレジオン、ザイザル、エバステルなど)や点鼻薬(アラミスト、ナゾネックスなど)、目のかゆみを抑える点眼薬(パタノール、リボスチンなど)などを使用します。
眠くなりにくい花粉症薬も処方しております。
ご希望の方はご相談ください。
花粉症とは
花粉症とは、正確には「アレルギー性鼻炎」の中でも「季節性アレルギー性鼻炎」と呼ばれることもある病気です。
読んで字のごとく、花粉症は杉や檜などの花粉が原因となって発症する病気です。
春先になると耳鼻科、耳鼻咽喉科、内科、眼科にマスクをした人が数多く受診に訪れ、ある意味で「国民病」として定着した花粉症、つまり季節性アレルギー性鼻炎は、読んで字のごとく、特定のシーズンに限り発症する病気です。
花粉は一年中飛散をするわけではなく、春先の特定の時期だけ大量に飛散します。
一般的には杉や檜の花粉が花粉症の原因となると言われていますが、日本国内で確認できる植物のうち、なんと50種類もの植物の花粉がアレルギー性鼻炎の原因物質になっている点はあまり知られていません。
軽く飛散しやすい花粉は山林地域から都市部に風に乗って運ばれます。当然、都心の新宿でも、多くの人が花粉症に悩まされています。
花粉症の原因
花粉症は、アレルゲンとなる花粉を吸引することで、これを排除しようとする働きが過剰に働くことで引き起こされます。
まず花粉が体内に入り込むと、これを受け入れるか、それとも排除しようとするかを判断します。
花粉を排除しようと判断した場合、
体内でアレルゲンに反応する物質(IGE抗体)を作り出します。以後、該当するアレルゲンが体内に入りこんだ際には、抗体を肥満細胞に結合させてくしゃみを引き起こします。くしゃみによって、鼻に入り込んだ花粉を体の外に追い出そうとするのです。
この働き自体は、体を守るための機能として役立ちますが、問題は「特定の花粉に対して過剰に反応する」ということです。
上記の抗体に関する機能は、人によって作用の仕方が異なります。
つまり、特定の花粉を「異物である=排除しなければならない」と過剰に判断することが、花粉症の原因となります。特定の季節に飛散する花粉に対してこの機能が働き続けることにより、
くしゃみや鼻づまりなどの症状を引き起こします。
近年、花粉症患者は増加傾向にあります。耳鼻科、耳鼻咽喉科でも診察を待つ人の数が明らかに多くなっています。
その原因としてはアレルゲンとなる花粉を持つ植物(特に「スギ」)が 近年増加傾向にあることだけでなく、大気汚染や住居の気密性が向上しているといった環境面での変化や、ストレス社会化したことなども花粉症患者を増加させている原因であるとされています。
花粉症の症状
花粉症の代名詞とも言える症状としては「くしゃみ」「鼻づまり」「鼻水の増加」「目のかゆみ」が挙げられます。
しかし、特に鼻に関する症状は一般的な「風邪」の症状にも近く、今まで花粉症に悩まされたことがない人の場合は鑑別が難しくなります。
花粉症と風邪の違い
「花粉症では高熱になりにくい」
発熱は風邪の原因となるウイルスによって発生するものであり、花粉を原因とする花粉症では発熱したとしても微熱程度で、高熱を引き起こすことはまずありません。
「花粉症の鼻水は粘性を持たない」
風邪を引いた場合の鼻水は粘性が強く、花粉症のサラサラした鼻水の傾向にあり異なります。
次は「くしゃみの頻度」です。個人差はありますが、花粉症の場合はくしゃみが多いのですが、風邪の場合は「咳」の方が多くなります。
「天候」によっても鑑別できる場合があります。
もし、「天気が良い日には症状が悪化する」という場合は、花粉症である可能性が高いです。
その他にも、例外もないわけではありませんが、一般的には「花粉症は目のかゆみがあるが風邪にはない」「風邪の場合はそこまで鼻づまりはひどくない」「花粉症は花粉が飛散する時期の間中、症状が続くことが多い」といった点で、花粉症と風邪の違いを見つけ出すことができます。
新宿にお勤めやお住まいで、花粉症の症状が疑われるため耳鼻科・耳鼻咽喉科をお探しの場合は、当院へお気軽にお越しください。
症状に合わせて、抗アレルギー薬の飲み薬、目薬、鼻スプレーなど処方しております。
スギやヒノキなどの採血によるアレルギー検査もおこなっております。