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市販薬でも、
様々な種類の薬が発売されています。

皮膚病の薬であれば、塗り薬や飲み薬があります。今回は皮膚科で処方される薬ではなく、ドラッグストアで販売されている薬についてお話ししたいと思います。

ドラッグストアで販売されている塗り薬には、乾燥を防ぐ保湿剤、湿疹に対して用いるステロイドが入っていない塗り薬や、ステロイドが入っている塗り薬、細菌感染の際に用いられる抗生物質の塗り薬、水虫やカンジダなど真菌感染の際に用いられる抗真菌剤の塗り薬などに分類されます。

 

昔は、皮膚科などの医療機関しか処方できなかった薬も、厚生労働省の方針で、街のドラッグストアでも購入することができるようになりました。ドラッグストアだけでなく、アマゾンや楽天などインターネット販売もおこなわれているようです。


症状が急に出てしまっても安心

皮膚科で継続処方になることが多い病気は、慢性皮膚病のニキビ、アトピー、水虫、ヘルペス、慢性蕁麻疹、脂漏性皮膚炎、慢性湿疹などが挙げられます。慢性皮膚疾患でなくても、定期的に悪化してしまう皮膚病をお持ちで、毎日薬を必要としているわけではないが、症状が出たときだけ薬が必要になり、不定期で来院される場合もあります。


市販の薬 = 健康保険適用外

健康保険を使用することができないため、実費がかかりますが、ドラッグストアによって値段が違います。一般的な傾向としては、マツモトキヨシや、ダイコクドラックなど大手のドラッグストアの方が、個人経営の薬局よりも安い傾向にあるようです。

 

市販薬のメリット・デメリット

市販薬のメリットとしては、時間がないときにも、病院にかかることなく、気軽に購入できる点でしょう。

 

デメリットとしては、薬代が高くなりがちな点以外にも、薬局にいる薬剤師は皮膚病の専門家ではないため、診察して薬を選ぶことができません。(薬剤師は、薬剤師国家試験に合格した薬の知識を持つ専門家ではありますので、最低限の皮膚科の病気や薬の知識は持っています)

薬剤師は、ユーザーに対して皮膚病が悪化するリスクを抑えたいため、効果も少ないが、副作用の少ない薬をおすすめする傾向にあるように思えます。メリットとデメリットを理解していただき、 患者様にとって適した選択をされることをおすすめします。

 

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