思春期のニキビ
思春期のニキビになったらどうしたらいいの?
思春期になって一番悩まされるもの。それはニキビです。誰もが通るみちなのではないでしょうか?実際皮膚科に行って薬をもらって塗ったのに治らない。生活習慣が悪いわけでもない。なぜ治らないの?そういったこともあわせながら説明していきたいと思います。
皮膚科に行っても治らない、薬を塗っても治らない
なぜ治らないと思いますか?それは、ケアの仕方が実際に間違っているのです。思春期の人ですと洗顔などをごしごしすればいいなどとおもっていませんか?またはそれ以外には何もしてないということはありませんか?皮膚科で処方される薬はその場しのぎですので今後を見据えると根本から変えていかないとだめなんです。ちゃんとした対処をしていけば必ず治る方向に向かっていきます。
思春期ニキビの治し方
思春期のニキビの治し方は、誰もが知りたいことだと思います。その治し方をお伝えします。
毎朝毎晩洗顔しよう!
これは絶対にしてください。毎朝と毎晩欠かさずに洗顔をしてください。寝ている間に汚れもたまりますし一日の汚れも夜にきちんと落としてください。今日は疲れて面倒くさいからやらないなどするとそれまでしていたことが無駄になってしまします。
そして1日3回以上は洗顔してはいけません。しすぎると逆に肌にはよくないのです。そしておすすめは泡の洗顔で軽く洗うことです。
睡眠はしっかりとろう!
思春期の方は夜更かしをする人が多くなってきます。そうすると自立神経はもちろん崩れてニキビのできやすい体になっていきます。一番良い睡眠時間は、7時間半です。できるならそれ以上とるのが良いでしょう。肌のゴールデンタイムは22時~26時です。この時間は、少なくとも寝ていましょう。早寝早起きがやっぱり一番お肌に良いのです。
脂っこい食事はやめよう!
脂っこい食事をしますとその脂が顔に出てきて脂顔になってしまいます。脂物といえばフライドポテトや唐揚げ、マクドナルドやロッテリアなどのジャンクフードです。食べたらだめというわけではありません。食べすぎないでくださいということです。
野菜やフルーツを中心にたべるだけで絶対に思春期ニキビは、よくなります。ビタミンをしっかりとり思春期にもニキビができないような肌にしていきましょう。
そもそも「ニキビ」とは?
「ニキビ」は多くの人がご存知で、人生の中で最低でも一度は経験したことがあるのではないかと思います。ですが、その原因について詳しく知らないという人も多いのではないかと思います。
尋常性痤瘡(ざそう)
ニキビは、医学的な名称としては「尋常性痤瘡(ざそう)」という呼ばれ方をします。正式な病気(皮膚疾患)の一つなのです。どのような状態なのかと言えば、毛穴に皮脂が溜まっている状態です。通常、皮脂が毛穴に溜まることはないのですが、何らかの原因で毛穴から皮脂がスムーズに排出されず、溜まってしまうことがあります。
皮脂は脂の一種なので、空気に触れることで次第に酸化してしまいます。そして、酸化した皮脂が毛穴に溜まり続けることで毛穴が炎症を起こし、膿が溜まってしまいます。このような変化を起こすため、それぞれのステージを「白ニキビ」「黒ニキビ(酸化)」「赤ニキビ(炎症)」「黄ニキビ(膿)」と呼ぶこともあります。
「たかが毛穴の皮脂」と思われる方もいらっしゃるかもしれません。しかし、黄ニキビや、毛穴の奥で膿と血液が混ざった状態になる「紫ニキビ(結節性ニキビ)」になると、ニキビ跡ができる可能性が高いです。特に女性の場合は美容面でのコンプレックスが大きくなる可能性が考えられます。そうしたトラブルを未然に防ぐためには、ニキビを侮らず、正しい行動を実践することが重要です。
思春期ニキビの原因
思春期ニキビが発生する原因は、大人のそれとは少し異なります。どのニキビであっても根本的な原因は「毛穴の過剰な皮脂」によるものです。しかし、「なぜ毛穴に皮脂が溜まってしまうのか?」という部分が大きく異なります。
思春期ニキビは、15歳の前後数年間で発生することが多いです。
だからこそ「思春期ニキビ」と呼ばれるのですが、この時期は「第二次性徴期」に相当します。この時期、男女ともに体内のホルモンバランスが急激に変化するのですが、これによって皮脂の分泌量が急激に増加するのです。
しかし、増加した皮脂分泌量に身体が対応していないので、過剰に分泌された皮脂が毛穴に詰まりやすくなるのです。これによってニキビが発生します。思春期ニキビの特徴として、発生しやすい部位がこめかみから額、鼻先にかけて発生するという特徴があります。これは、それらの部位に皮脂腺が多いことが理由です(一般的に「Tゾーン」と呼ばれています)。
思春期ニキビは予防できる?
病気であれば、確固たる予防法があるようにも思われます。しかし、思春期ニキビは完全な予防が難しい症状でもあります。
思春期ニキビの原因は、二次性徴によるホルモンバランスの変化によるものです。二次性徴は誰にでも訪れるものなので、これを防ぐことはできません。そうなると、「完全・確実な予防法」というものは、思春期のニキビは存在しないということになります。
ですが、「ニキビが発生しづらい状態」にすることはできます。スキンケアをしっかりと行い、栄養と睡眠を十分にとることです。また、発生したニキビを早めに対処することで、ニキビ跡が残りやすい黄ニキビに発展しづらくすることができます。
思春期ニキビが発生する年齢は、今までスキンケアに対する意識が少ない年齢となります。親御さんも正しい対処法をご存しない可能性もあります。放置しておくとニキビ跡ができてしまい、コンプレックスになる可能性も否定できません。ニキビなどの皮膚トラブルには、その専門家である保険診療の皮膚科や自由診療の美容皮膚科の力を借りることが適切な方法です。
新宿・西新宿にお住まいの方や、新宿・西新宿にお勤めの方で、思春期のニキビにお悩みであれば、当院皮膚科をご利用ください。保険診療に特化しており、ニキビの状態に合わせた適切な治療(ピーリング作用のある塗り薬や抗生物質の塗り薬など)と生活面でのアドバイスを提供しています。